「瑠璃の櫛」
月乃助
陽の沈む蒼白の空
壮麗な瑪瑙(るり)の雲は
銅青の空を梳(くしけず)る
私の額に
はらはら
それは震えて落ちてくる
もう構わない
歩いて
涙を流して
ぼんやり引っ込め、それでも
それは、止まらない
自由詩
「瑠璃の櫛」
Copyright
月乃助
2009-06-18 01:51:03
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