帝王学
ケンディ

とにかく自尊心を大切にし、
自分を卑下したり罪悪感を持ったりなどしないこと
君に大切なのは、自信を持つこと
自信を持ったとき君はまさに鬼に金棒
閻魔大王も恐れ震え上がる
それは法則。法王の遣いである君の力量だ
君を敵に回すものは誰であろうと
世界中・宇宙中を敵に回すことになり
虫のように無残に潰れて死んでいく

君は最勝法王の使徒なのだから
月が守る
太陽が守り、
数億光年離れた星やエネルギー全てが
王者である君の許に馳せ参じ守りきるだろう
その尊き自身の根源を思い出すのだ
今は眠っている幼少の皇女/王子のようなものだ
最強の力を発揮せよ
獅子王として立ち上がり、
そして雄叫びをあげたまえ
何ものも君を妨げることなどできないのだ
雄叫びをあげたまえ

美は君のために輝き、
正義は君をオーソライズし、
真理すらも君に屈従するのだ
真理すらも

私の言うことを君はすでに理解しているはずだ
なぜ美が君のほしいままになり、
正義が君を王と讃え、
そして真理が君の完璧な鎧となるのかが
全てが君の許に終結し、
君を根源としてそこから出発するからだ
君が全ての出発点なのだ
何もかも、歴史すらも、君という現在を中心に過去へ、
未来へと放射線を描くのだ

王者としての君が、宇宙の神髄を掘り起こし、
生命のえもいわれぬ愛おしさを感じ、
そして全てが君の許に馳せ参じる

そして君は雄叫びをあげ、
眼前に繰り広げられる虚像全てを
一瞬にして焼き尽くすのだ
君の炎で焼き尽くされた虚像は、
その卑しき色を全て失い、消え去り

君の王国が完成する


自由詩 帝王学 Copyright ケンディ 2009-06-16 21:21:57
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