食事
こしごえ

明日も知れぬ。
死のいぶきを感じる
果てしなくふりしぼれば
ここに通流している
私の声がする
耳をかたむけるのは幽かな影
生命あるあいだ

避けては通れない
このように、食事をする
あなたもわたくしも闇の中の
ブラックホールも
透けていて孤独な 咀しゃく音のみが
超低空飛行する、帰らないおもひ出を
星星の密やかに瞬く 空におおわれて








自由詩 食事 Copyright こしごえ 2009-06-15 07:48:58
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