せかいのおはなし
湖月
ただ思い出してほしくて
その腕を掴んだ
心の中にきらきらひかる世界があって、
その続きをあなたが話してくれるのをずと待っていた
けれども、あなたはそれを忘れてしまったから
わたしは暗い廃墟のような世界のカケラを少しずつひろって
組み立てて、名前をつけた
もう一度ふりかえってほしい
続きを話して欲しい
あなたの支配する心の世界の物語を
自由詩
せかいのおはなし
Copyright
湖月
2009-06-11 00:10:18