路 頭
北星三天
炎さえ
噴き出す不安定
焦がす空に
染め自らの質量を
封じ込め
人を演じ
理解を超えたものへ
答えを問い続ける
希望と欲望の
ふたつのレールに
動輪は迷いながら
生きている火の粉を
撒き散らす
震える言葉に愛されたい
奥深く震えるものが
目を開きたがり
探し
それを待つ自身の欠片
予想のつく嫌悪感と
予想外の期待感を手繰り寄せ
この意思は
理解を超えた意識へ
問い続ける
この意思は
望むことを
問い続けている
自由詩
路 頭
Copyright
北星三天
2009-06-10 11:35:46