どれをください
ヨルノテガム
捨てるものはちゃんと
ガミ箱へ入れなさい
カゴミに映るわたしの顔
夜が終り太陽で待つ
クジラに伝えて わたしの
バストウエストヒップサイズを
その前に
飲み込まないで シオ吹かないで
お腰につけたきびだんがを
桃太郎と呼んで
ガムキョウイクを忘れさせて
苦しまないで 焦らせないで
あ風呂であしっこするのを許して
冷たいガキ氷を ゴゴゴゴゴゴゴ と
睨みつけないで
緑シロップ 青シロップ
赤シロップ 紫シロップ を買い忘れて
チャンドンガンを好きになって
あなたは好きずきだから― とシラけないで
海水パンツはいて あよぎましょう
苦しまないで 焦らせないで
息つぎ2分遅らせて、海パン空へ飛んでけ―
捨てるものは
ちゃんと
ガミ箱へ
あちんちを あよがせないで
割れた扉をノックさせないで ゴゴゴゴゴゴゴ と
入り口を濡らさないで いじらないで
プールを汚さないで 海を汚さないで
息つぎのシオを大きく吹かないでください クジラ、
そして にんげんたちよ。
カゴミに映ったわたしを見て、ガ才若返ったあっしを抱いて
息つぎし忘れた処女と童貞を海の底とプールの底へ
探してきて。それとも ずっと、夢を見ていて。