夏 ビル 砂
銀ラメ

夏の日のコントラストの中で

ぼくは街を歩く

そよ風の余命を考える



青く儚い粒子たちが

身を寄せ合って

額の汗となった



信号機は自信をなくし

ビルディングはひざを抱えて背中を休める



今日まぶたにちらつく

遠くのあなたのイメージは

とてもざらついて眩しい


自由詩 夏 ビル 砂 Copyright 銀ラメ 2009-06-06 01:44:56
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