九月
たもつ


亀を探している
けれど亀はなかなか見つからない

今日の僕は
誰よりも龍宮城へ行きたいというのに

いじめているべき子供たちもいない
九月になって
みんな風か何かになってしまった

かのように
僕もまた、その何かである




自由詩 九月 Copyright たもつ 2004-09-01 11:41:01
notebook Home 戻る