きたない感情
がん

君が降ってきそうな夜を蹴とばした

今日の朝はなんとなく気だるくて、昼前まで寝てた

昼前になったら母さんがうだうだ言うから家を出た

家の外は空気が湿ってて雨降りの予感がした

僕は電車に揺られて東へ、僕は君から逃げた

逃げついた先からは海が見えた

悲しそうな色をしてた

君のように感じた

僕は君の顔が見たくなって、どうしようもないけど

君はもうずっと東の方へ行ってしまった


自由詩 きたない感情 Copyright がん 2009-05-31 01:48:04
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