必要
山内緋呂子

私はどこにも取り付けられない、真鍮の蛇口だったので、不具者だと思っていたし、仕損じ続けるのだ、と思っていたのだけれど、あなたが「これはいい」といつもポケットに入れてくれたので、あなたを忘れられません。


未詩・独白 必要 Copyright 山内緋呂子 2003-09-26 02:54:17
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