更衣室
邦秋
「実はさ、」から始まる声は、
ドアノブを委ねている心
「それでね…」から始まる文は、
見せずにつないだ第三の手
宇宙よりも遥かに広い
引きだし続けて尽きることない
道が生み出す声を聞かせて
さなぎになれる場所が僕なら
自由詩
更衣室
Copyright
邦秋
2009-05-26 07:27:25