すとろぼ(当たり前な話)
山中 烏流
開かれてしまったら
もう、あなたには見えない
最後に映るわたしは
どんな
顔、なんだろうか
まばたきのシャッターを閉じて
(すとろぼが、みちて
それから
。
膨らんでいく
足音の並べ方次第では
明日が
来なくなるらしい
どこのページを見ても
解答は、載っていない
。。
力を込めた指/の腹/で
あなたの肩を
ゆっくりと押しつぶす
それが
本来あるべきものであるか、を
知る人はいない
あなたでさえも
それは
そうなのだろう
/し。
。。。
最近
よく
あなたの
夢
を
見るの
見た、
の
そこに
そこに、は
ね
「わたし」
は
いない
の、だけど
ね?
。。。。
まっさらな糖度。
日めくりで進むゲームに、
あなた(や、わたし
は
気付かないふり
を、している/?
絡めとる、
指。/髪。
「あなた」は、どこまでも かった!
。。。。。
視界の中心辺りで
おぼろげにはためく羽を
あなたは、理解して
わたしは
それを、喜んでいた
。。。。。。
当たり前を当たり前にしたとき、
それは
終わりに向かっているか
終わったあと、だと
思うの。
。。。。。。。
閉じられたあとの
ストロボが
過ぎ去った世界で
あなたが
わたしの顔を見たら
きっと驚くだろう
それは、わたしにとっての
当たり前
だから、
。。。。。。。。