すとろぼ(当たり前な話)
山中 烏流





開かれてしまったら
もう、あなたには見えない
最後に映るわたしは
どんな
顔、なんだろうか

まばたきのシャッターを閉じて
(すとろぼが、みちて

それから




膨らんでいく

足音の並べ方次第では
明日が
来なくなるらしい

どこのページを見ても
解答は、載っていない


。。


力を込めた指/の腹/で
あなたの肩を
ゆっくりと押しつぶす

それが
本来あるべきものであるか、を
知る人はいない

あなたでさえも
それは
そうなのだろう


/し。


。。。


最近
よく
あなたの


見るの
見た、


そこに
そこに、は


「わたし」

いない
の、だけど

ね?


。。。。


まっさらな糖度。

 日めくりで進むゲームに、
 あなた(や、わたし
 は
 気付かないふり
 を、している/?

絡めとる、
    指。/髪。


「あなた」は、どこまでも  かった!


。。。。。


視界の中心辺りで
おぼろげにはためく羽を
あなたは、理解して

わたしは
それを、喜んでいた


。。。。。。



当たり前を当たり前にしたとき、

それは
終わりに向かっているか

終わったあと、だと


思うの。



。。。。。。。





閉じられたあとの
ストロボが
過ぎ去った世界で
あなたが
わたしの顔を見たら
きっと驚くだろう



それは、わたしにとっての
当たり前
だから、





。。。。。。。。









自由詩 すとろぼ(当たり前な話) Copyright 山中 烏流 2009-05-21 20:35:28
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