ゆっくり歩こう
唐草フウ

筆先に
少しついた水を
ふりはらえば
雨もあがった

かならずそこに
たどりつける

ゆびがいたくても
ほほがしくしくしても

なんて濁った川
を体は流れている
発信しつづけてる
きらい

きれいなものが、すきだけど
混濁だって耳のポケットにしまっている
しらんまに

筆の先を少しずつ
とかしながら
せいかつもかんがえも
まわしている







自由詩 ゆっくり歩こう Copyright 唐草フウ 2009-05-07 12:38:48
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