告白の丘
李伍 翔
もっと空は青かった と
つぶやいた君の横顔
遠くを見つめる瞳には
何がうつるの?
君の この先の 未来に
僕がいないことは 明らかで
でも
繋いだ手は離せないまま
君を信じてる 僕は
線の上に置かれた 点 と同じで
此処にしか 居場所がないのに…
強い風が吹き抜けて
君の髪がなびいた
好きだよ。
それを言った唇で
ばいばい。
を平気で言う
強がって
怖がって
怒って
泣いて
笑顔は最期に
残しておいて。
残酷な君の
最初で最後の優しさ…
この丘をおりれば
いつものふたり。
自由詩
告白の丘
Copyright
李伍 翔
2009-05-07 00:26:03