ミルク色のカップ
ふるる

買ったばかり
ミルク色の
ぶ厚いカップをベッドにして
眠りたい
夕暮れには
もも色に染まるでしょう
鳥の羽が落ちたら
おふとんになるでしょう
静かに夜のカーテンひかれたら
星屑は
小さく輝く音符
月のハープ鳴り
こもりうた
やさしくゆするのは風
あなたのあたたかい手のような
ねえ このカップは
お花も飾れるし
ボートにもなる
お魚もすめるし
レモンも浮かべられる
一番いいのはね
もう一つあるから
一緒にお茶が 
飲めるのよ


自由詩 ミルク色のカップ Copyright ふるる 2009-05-06 21:03:45
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