母親
猫のひたい撫でるたま子
わたしはどこにでもゆける
わたしはいつだってゆける
あなたの手のひらが、わたしとつながらなかったとしても
それがわたしの大地を肥やす水になり、炎になるだろう
あなたは嘘をつく、ひとを愛してゆくために
私はつけない、ひとを底まで愛しきれないから
真実はずっと、ずっと、奥のほう
鏡の中の触れない私
自由詩
母親
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猫のひたい撫でるたま子
2009-05-03 02:32:26