別れの詩
三之森寛容

夕暮れまで遊んで
楽しく笑って
喧嘩して泣いて
何と無く時は過ぎて


帰ろうとする
私の手をとり
「もっと遊ぼうよ」
震える手に
私も肩を震わせた


本当は
「バイバイまた明日」笑っていたかったよ
ずるいよ
私ももっと遊びたいのに


遠く遠く
夕陽に照らされて
まだ遊んでる
友達の輪に目もくれず
ジッと私を見つめてる


そんな顔しないで
笑っていてよ
つくり笑顔で
良いからさ


遠く遠く
私は手を振り続ける
ねっ
気付いて 気付いて
気付いて
ほら
私笑ってる


だからね
そんな顔しないで
笑っていてよ
つくり笑顔で
良いからさ


皆と一緒に
笑っていてよ


自由詩 別れの詩 Copyright 三之森寛容 2009-05-03 02:18:08
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