未知
北星三天

   未 知


寝不足の頭

不足感だけが

続いているように思え



動かない空を

動かない心が見つめた


動かない心を

動かない心が見つめた



自由を掴みたく

不自由になった


自分を掴みたく

自分をなくした




しかし



しかしだよ




生まれないことが

生まれることを呼び起こし


こだわらないことに

こだわることを

こだわらなければ




あっさりと


自由が

未知の上を歩いていた



あっさりと


自分が

未知の上を歩いていた




未知の上の空は高く



僕は

それを見上げることが出来た






未知は続くが

未知の上の空も続いている


自由詩 未知 Copyright 北星三天 2009-05-01 13:16:06
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