デブ爆走
マスイジュウ

秋葉原の中央通りをデブ爆走!
秋葉原の中央通りをデブ爆走!
肩には一眼レフ!
首が伸びたTシャツ!
胸には何かのでかいロゴ!
アイツはスイカップ!
やたらパンパンのバッグ!
そして手には一枚の紙!

マスイジュウは考えた
コレはきっと何かオタッぽいイベントの入場整理券だと
走る走る走る走る!
恥じることなく走る走る走る!
これがデブの走りかと見紛うほどに
走る走る走る!速い速い速い!

マスイジュウは願った
握手会か撮影会か何かにぜひ間に合ってくれと
きっと会場に着いた頃には汗が額に光り
その伸びTもじっとりと濡れるだろう

そのひた向きさ キラキラにマスイジュウはやられる
やられたんだ


自由詩 デブ爆走 Copyright マスイジュウ 2004-08-28 11:31:12
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