空に地を、行く
K.SATO
王様だ枠にゆらめく赤ワインいくつもたのむ雲の上に目
眠くなる行き先の道たどっていくモニタの光閉じた目にある
この空のどこにあるのかスプライト呼び止めたのむ地球の上で
教会の溶かされていく声かわし向けるカメラに無数の祈り
フランスの湖水の瞳なすがままカヌーが流れる機知の見事さ
短歌
空に地を、行く
Copyright
K.SATO
2009-04-25 22:01:01