it was the longest vacation.
aidanico

あさってが明日になって、
明日がきのうになってゆく
雲がごうごうと音をたてて流れる

ぱたぱたと急ぎ足に雨、が
足もとに水溜りを創っていく
あの透明感と少年、
紫陽花の色が変わり始める

眼鏡の度が少しきつくなったよ、
すこしこめかみの辺りが痛いです

恥らってがまたって、になって
最初がいつもになってゆく
しんぞうのおとがいつもより小さい

たちまちに翳って重たさを持ってしまう

あらしがくる、よ

一緒に火が染まって群青にかわるのを見た
あれから季節がいたづらに早まって躓く、
擦り剥いた跡がひりひりとしみるよ、

あいたいね、そして、さよならをいおうよ、
また、


自由詩 it was the longest vacation. Copyright aidanico 2009-04-24 23:42:19
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