鉛筆くん、。
ヨルノテガム

   



 

  ボクがペンで前に書いてフラれたラブレターを
  えんぴつくんに見せると
  ぜんぜんダメだね
  なってないね と言われる
  それがこれだ

   「大好きなマア子ちゃんへ」  作  ボク

    キミは可愛い
    キミは頭が良い
    キミは魅力的
    キミは素敵さ
    キミと仲良くしたい
   
    ボクとデートしませんか

    ―――キミのこと大好きなボクより


  えんぴつくんがあきれて仕方なしに
 (ボク)の右手に寄り添うと
  いつの間にか(ボク)は「鉛筆くん」になって
  こう叫んでいた
  
  「書けば、書くほど!!」



   「まあまあなキミへ」   作  鉛筆くん

  まあまあカワイイ マア子ちゃん
  まあまあ頭がイイ マア子ちゃん
  キミはまあまあエロい マア子ちゃんだろう
  だから キミは まあまあステキさ
  これから まあまあ 喧嘩になったりして
  でも まあまあ 許し合っちゃったりして
  まあまあ エッチなことなんかしちゃったりして
  いずれにせよ
  ボクと ずっと まあまあ しませんか

  キミのこと まあまあ 好きなんだ




このラブレターを送ってみたところ なんと(ボク)と
マア子ちゃんは デートすることになり
付き合うようになった
気分は 未来へ to go!! なのだっ

後でマア子ちゃんに 何で(ボク)と付き合うことにしたの?
と聞くと「カチンときたから」という変な答えが返ってきた
女心って まあまあ よくわからないね!
えんぴつくん、ありがとう!




次回は急展開!!
えんぴつくんの双子の兄弟が現れて
ふたりで お箸 になっちゃう!?
 
「代役はもうコリゴリ、ふたりのえんぴつくん」
へ to go!!






自由詩 鉛筆くん、。 Copyright ヨルノテガム 2009-04-23 01:52:27
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