鉛筆くん。
ヨルノテガム









 悪い子がいたら えんぴつくんに
 目がキラキラの良い子にしてもらうといい

 気難しい笑わない偉人たちも
 頬っぺが丸くなったり
 ヤクザにすぐなれるんだもの

 えんぴつくんが 机から墜落して
 身を投げても まるでリアクション芸みたいに
 平気なんだから。
 カランカランと笑い声にしか
 聞こえない気さえする

 お尻を歯で噛んでやったら
 Hっち――、Bぁっか――ん
 ってなぐあいで
 こっちがナメられてしまうんだ


 ボク 夢の中でえんぴつくんに会ったよ
 

 消しゴムさんとベッドの上で
 プロレスごっこをして格闘しているんだ
 でも互いに疲れあってしまうと
 えんぴつくんが紙にヘタな詩を書いて
 消しゴムさんが横でそれを眺めているんだ
 消しゴムさんは優しい顔になって
 もう出る幕はなかったんだ
 えんぴつくんは多くの話を
 文字にして起こしたのさ

 ボクも眠ってしまって
 起きたら 朝。

 いってきまーす





 次回は 鉛筆くんのルーツにせまる旅
 タイムスリップしちゃうかも!?

 「ここはどこ? えんぴつくん!」

 へ to go!!







自由詩 鉛筆くん。 Copyright ヨルノテガム 2009-04-18 00:24:18
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