ゼラニウム
乱太郎

今夜の星は
曇り空でわずかしか見えないが
僕にはそれだけでいい
一等星のように輝いて見える
それは

君だから

何万年光年離れているかもしれないが
僕にはすぐ頭上にあるような



いつ僕らは知り合ったのだろう
もうすっかり忘れてしまった
三日前のことですら
楽しかった思い出になっているからね
アルバム何冊あっても足りない

君に教わったこと
君に知ってもらったこと
君と戯れたこと
君が感じたこと
僕が考えさせられたこと



いつか君の手を握り締めにいきたい
ゼラニウムの花束を携えて
そして
君の頬をそっと抱いて


ありがとう

これからもずっと


自由詩 ゼラニウム Copyright 乱太郎 2009-04-06 20:22:30
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