舜月

 
 君を想い 眠れぬままに
 
 星をかぞえた

 寝静まった街で

 君の美しさを描くため
 
 僕は画家になりたい

 描き尽くせぬと知りつつ

 窓灯りのように君を包み

 夜ごと愛を交わしたいと神に祈った

 月よどうか使者になって

 僕のかわりにあの娘の窓辺に訪れ

 今なにを想っているか尋ねておくれ

 僕の心は一つしかないのに

 あの娘のことで もう一杯

 なんてやるせない夜だろう





自由詩Copyright 舜月 2009-04-06 04:41:42
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