余らないほどの感謝を
あ。

しあわせを数えて
ありがとうを発信する


予報よりも少し早めに
桜のつぼみが開き始め
相変わらず月も綺麗で
喉の奥がきゅっ、と鳴る


ひとりでもふたりでも
ひゃくにんでもせんにんでも
変わることなど余りない
その存在が大切で


ありがとう
わたしの心と身体を形成する
全ての命あるものへ
今日もこの心臓は
しっかりと脈を打っている
強く 強く 強く


みぎななめうしろ
気配を感じて振り返ると
風で揺れた自分の髪の毛
少しだけ、笑った




自由詩 余らないほどの感謝を Copyright あ。 2009-03-24 14:39:26
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