アネモネ
未有花

風の中で震えていた瞳
あの日突然奪ったくちびるを
二度と忘れはしない

美しい少女よ
一生分の愛を君に捧げよう

自分勝手な愛で
君を愛し続けることを許して欲しい

例え永遠にこの腕で
抱き締めることが叶わなくても
はかない希望と嘆くことはない

僕の罪も
君の苦しみも
風がすべて癒してくれるだろう

春はいつの日にもやって来て
君に喜びを与えてくれるから

アネモネ
アネモネ
花のように笑っておくれ

真実の愛を君に贈ろう
春が来るたび思い出しておくれ
愛は今もここにあると






自由詩 アネモネ Copyright 未有花 2009-03-24 13:38:16
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