北星三天







いちのうらはろく


自分自身


よく
わからないものだから
文字を手に取る





ろくのうらはいち


自分自身


解説者でもなければ
学者でもない





さんのうらはよん


自分自身


よくわからないから
文字を置いて眺める





よんのうらはさん


自分自身


なにかのマニュアルも
なければ
参考書もない





にのうらはご


自分自身


よくわからないから

そこへと惹かれる





ごのうらはに


自分自身


わかりきった答えなど

あったとしても

裏と表が入れ替わる






僕のうらは僕


そこに


僕自身の賽の目が開く










自由詩Copyright 北星三天 2009-03-19 19:43:34
notebook Home