引き出し
草野大悟
青空が
あまりにも
蒼くて
壊れそうになるとき
きみに会いに行く。
二十歳のきみは
屈託のない笑顔を
光のように
笑って
みんな包んでくれる。
雲が
あまりにも
鈍色で
凍えるとき
きみに会いに行く。
引き出しの中のきみは
いつだって
太陽の光を放って
温かな肌にくるんでくれる。
自由詩
引き出し
Copyright
草野大悟
2009-03-18 00:14:32
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