花言葉四行詩 <11>
nonya
なのはな (快活)
山裾に噴き出したいくつもの黄色い掌が
緩やかな風にくすぐられて歓声をあげた
思わず駆け出しそうになる鼓動の先で
君の後ろ姿が弾みながら春になった
さくら (精神の美)
薄紅色の眼差しを漂わせて
ほのかに香る言葉を散らして
あなたはいつも教えてくれるだけで
僕の想いを決して受け取ってはくれない
自由詩
花言葉四行詩 <11>
Copyright
nonya
2009-03-14 12:24:37