「 量産型の明けない夜明け。 」
PULL.







気分はプラナリア切られても切られても増え続けるあたしの欲望細胞。

鵺みたいに色んな男この細胞に居るけれどそれでもいい?。


ごめんもう飽きちゃった街角ですれ違う量産型のあなた。


単細胞としてのあなたの部屋に明かりが灯る…あの影は誰?。

酢酸カーミン液ぶっかけあなたの浮気細胞を解剖。


一体の「ガンダム」が詠みたくて今夜も量産型の「ジム」ばかり。


窓の向こうは量産型の夜ばかり足下には捨てられない夜ぽつり。

たくさんあなたの前で泣いたけどごめんこの涙は違うみたい。



既性品としてのセックスに「愛」と書いても恋愛に、












           了。



短歌 「 量産型の明けない夜明け。 」 Copyright PULL. 2009-03-12 21:37:48
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