いちめんのうちゅう
ゆうと
世の中に
つらいことは
いっぱいあって
数えなくても
それはあって
そこにあって
ぼくは
ぼくはただ
いま、
どうしようもない
どうすることもできない、
不安に包まれている
心が
動けない、
泣きそうだ
やさしさなんて
いらない、
泣いてしまうから
だめだ
ぼくは弱いから
だめだ
強くならなければ
いけない
だけど
いまのぼくには、
、
ぼくに、
できるんだろうか
なにが
ぼくは
なにに
なれるんだろうか
ぼくは
必要とされたい、
野暮なことだけれど
ばかみたいな
幸福を
信じていたい
誰よりも
誰かじゃない
ぼくはぼくで
きみはきみで
救われようもない
孤独を
今日の夜も
抱きしめるよ
つよくつよく
抱きしめるよ
はなさないから
はなさないでよ、
、
雨が降っていて
ここは寒いよ
けれどいつか
春は来るから
あたたかくなるんだ
ぼくはしってる
きみもきっと
ぬくもりを抱いている
やさしさを持っている
雨降りの今夜、
あたりいちめん宇宙になる
ぼくは孤独で
きみは孤独で
きみはぬくもりを
持っているように
ぼくはやさしさを
持っていたい
ぼくはきみを
抱きしめて
きみにぼくは
抱きしめられたい