(此処が世界の真ん中ならば、波は人の心で
お互いが押せば道は閉ざされ
お互いが退けば道が開ける、と)
東西から押し寄せる波が分け隔てる此処と、あの島は
すぐ傍に在るのに果てしなく遠くもあり
渡る術もなく眺めるばかりで
今は潮時を待つしかなく
(引き潮だけが
遠かった島を引き寄せる)
大潮の一番深い底潮に海を見て
其処に道が出来たなら二人、手を繋ぎ
足跡を残しに行こう
(まずは一歩踏み出すことに全てが始まる、例え刻んだ足跡が波に消えても、想いは消えない)
(その日が来たら
その場に居たら
今はそれでいい
想いがあれば…)
一緒に渡ること
一緒に刻むこと
手を繋ぎ行くこと
同じ歌を唄うこと
それが
僕達に出来ること