忘れるまでが恋ならば
夏嶋 真子



いつものように
髪を結い


いつものように
紅をひく


わたしは何も 
かわらない


置き去りの
この部屋で


恋しい
恋しい
恋しいと


嘆くだけの
愚かさを


そっとひとり
肌にすわせ
口うつす


あなたが
わたしに
したように




忘れるまでを恋というなら




この恋のおわりは




この恋のおわりは






携帯写真+詩 忘れるまでが恋ならば Copyright 夏嶋 真子 2009-03-02 17:34:01
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