春
ことこ
冬眠をしていた
たまご焼きが
ゆるゆるとのびをして
大きなあくびをしている
なべのなかで
たけのこと かつおぶしが
ことことと
ないしょ話に花をさかせる
ふと、牛乳の肌が恋しくなった
明日の朝は
ごまがはじけるトーストに
銀のナイフで
たっぷりのバターをぬろう
自由詩
春
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ことこ
2009-03-01 19:06:32
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