ぴんく色
森の猫

プライドをずたずたにされた昼
黄色い電車の窓

ぼおっと外をみる
冬枯れの桜並木

一瞬、
その枝の先々がうっすら
ぴんく色に見えた・・・

もう 春なんだ
あと1ヶ月もすると花が咲く

きもちが安らいでいた
自然もひとも強いんだ

わたしは顔を上げた


自由詩 ぴんく色 Copyright 森の猫 2009-02-26 04:50:51
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