どうしようもない自己否定のその先に
涙(ルイ)
今日も面接でした
どんな仕事をしてましたか
辞めた理由はなんですか
しばらくブランクがありますが
その間は何してましたか
何をしてたもなにも
統合失調症にかかって
なんもかんも嫌になって
本当は自殺するために辞めたんです
なんて そんなことは云えやしない
自分をアピールしてください
こんなダメダメなあたしの
どこをアピールしろっていうです
忍耐力のなさは小学生の頃からで
だからいまだに逆上がりもできないし
人が苦手だからいつだって協調性もないし
云いたいことはいっぱいいっぱいあるのにさ
その半分もまともに云うことができない
他人に嫌われるのが怖いから
他人に自分を覗かれるのが怖いから
本当の自分を知られるのが怖くてたまんないから
いつだって大丈夫が口癖で
悪くもないのにごめんなさいが口癖で
だけども 今そんなこと云って何になるっていうの
世の中は私なんかにおかまいなしに
勝手にどんどん進んでるんだし
第一目の前にいるこの面接官には
そんな話 何の関係もないじゃないか
結局は何がいけなかったからとかじゃなくて
何をしてこなかったからとかじゃなくて
どうやってここまでたどり着けたかって
それが重要だったりして
そう 何度も何度も棄てかけた人生だけども
ない袖必死に振りあげて
なけなしの智恵を振り絞ってきたじゃないか
ときには誰かの力を借りて
そうやってここまで生きてこれたじゃないか
だからさだからね
もっともっと
自分を肯定してあげたっていいのです
もっともっと
自分を大事にしてあげたっていいのです
格好悪い自分を
大いに晒してしまえばいいのです
誰に何を思われたって死ぬわけじゃなし
かまうもんか なのです
今日の面接
結果はたぶん不合格
でも大丈夫
また次がある
今度こそ!