Blue Tuesday
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ツケとルールばかりがムダに増えて行く。
結局のところ、ずっと進化も退化もしてないんじゃねえのか?
そして確実に生きにくく暮らしにくくなっている。
誰もが自分に酔っていて、多勢がそれに拍車をかける。
眠れない夜に不安な朝。見つけ出せない彼女の指先。
似たようなセリフを昨日も吐いた。それでも白々しく月日は流れ銀色は朽ちてゆく。

それにしても最近キズの治りが遅くなった。
あんまり気にしてないけれど、気がついてみると小さなキズがあちこちにできていたりする。
まあだいたいにおいてそう言うモンなんだろうけどな。

今あるキズのほとんどは、この前の牡蠣パーティーの時に、殻を開けて開けて開けまくった時についたものだ。
生でツルッと、焼いてジュウっと、ソテーでジュワっと、メシでホクホクと。
そりゃあもう堪能致しましたよ。ええ、はいどうも。
殻開けに挑戦した面々は誰一人として無傷じゃ済まなかったけど、
闘わずして手に入れたものほど味気ないものはないのだ。

何かを忘れているような気がするんだけど、思い出す気がまるでない。
Blue Tuesday



散文(批評随筆小説等) Blue Tuesday Copyright BOOKEND 2009-02-24 09:35:43
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