さえぎられた道で
こもん




さえぎられた道で、端的に
もう
ここには何もない、
きみもいない、雪の
においが
わたしに見ることを教える、でも視力は
もう必要ない、きみが
いないという
ことを見る、そのために
何も
必要としない、
雪の境界

むこう、
きみがいないことが
完全に示されている、はずの
むこう







自由詩 さえぎられた道で Copyright こもん 2009-02-23 22:01:56
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