「
水島芳野
しろいゆきは、
まるで水墨画のような空を
さまよっている。
きみのしにたいわけと
ぼくのいきるいいわけ
どちらも真っ白にぬりつぶされた、
白亜のよるがよぎっている。
きみを、よるがだきしめる
ま・え・に
なにを生け贄にしたいのか
さっきからずっと
沈むように
ねむるように
考えて
、
(こたえて。)
自由詩
「
Copyright
水島芳野
2009-02-22 01:54:03