テルミナ
アズアミ

接近した彗星を見つけようと
運命の交差点に、立つ。

まわる、まわる星が
隠していた寂しさを覗かせるとき
それは起こるのだ。

あなたを愛した時から、そう。
恋こがれ
引き寄せあう
テルミナの星のように。

信じているんだ。

手がかりはきっと
海馬の奥にあるのだ、と。

百年に一度
一瞬の闇の中で
あなたを、見た。


自由詩 テルミナ Copyright アズアミ 2009-02-20 13:42:15
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