苦言を前にして
井岡護

造反は薬を慣性的に

言う
言ったのはそれとは
思っていない

    固められた草原
    手のひらの中に
    苦しい筈の空は
    合成された友と

こうやって傾いていくんだな
立続けに聾の帰宅

と四角い金属に
枠の形である
ことを押し付けようとする
てなだんくいてい傾

交差
逃げると言う言葉を説明する為に
交差する


自由詩 苦言を前にして Copyright 井岡護 2009-02-15 00:40:44
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