不思議な箱ー 「満足せよ」を巡る猫道と服部 剛の往復書簡ー  
はっとりごうと素敵な詩友達 〜連詩ぷろじぇくと〜 

「シェフの気まぐれサラダ」 
「愛されメイク」 
「ご奉仕価格」  
「ゆとり教育」 
「欲情しだれ腰」 
「自分の時間」 
「日本のハンバーガーよ、
 遊びは終わりだ。   」 


ただひと言、なんにも付け加えずに 
その名を言うとき、そのなかに閉ざされた 
魂が羞らいながら 
その美しさを汚さを可愛らしさを 
嘘臭さを、私達に渡すのを 
お前も知るがいい。 


「僕は世界で2番目に君を愛してる」 

という本当のことやそれを言う大人は 
TVではやってません 
そーゆーのやってないウチは
そーゆーのやってないから 

TVを観ない猫道は、本当のことが知りたい。 
ケータイを持たない服部 剛は、本当のことが言いたい。 


「本当のこと」 

ただひと言、なんにも付け加えずに 
その名を言うとき、そのなかに閉ざされた 
魂が羞らいながら 
その美しさを汚さを可愛らしさを 
嘘臭さを、私達に渡すのを 
お前も知るがいい。 


あなたがあの日 
手渡されたものは何ですか? 
わたしが今夜 
手渡せるものは何でしょう? 

もしこの世で 
一番の贈りものを箱に包み 
あなたが嬉しそうに 
ふたを開くその時 

箱の中味は 
もう何も入っていないのです 



たった一通の手紙があなたに届く・・・満足。 

今・ここに在る宇宙を識る・・・満足。 



幸福とは 
わたしの瞳に映る 
菜の花畑の広がりを 
あなたの瞳に映すこと 








自由詩 不思議な箱ー 「満足せよ」を巡る猫道と服部 剛の往復書簡ー   Copyright はっとりごうと素敵な詩友達 〜連詩ぷろじぇくと〜  2009-02-08 13:15:16
notebook Home 戻る