獣篇
伊月りさ
「と」でなく「に」だと気づいた片道のきみを疎んで揺れる
鬣
(
たてがみ
)
月光と言語をすり替え降雪に名前をつけて笑っていたが
ひとがみなひとりでは生きられぬならわたしはひとでなくていいです
短歌
獣篇
Copyright
伊月りさ
2009-02-08 00:46:20
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