ごらん、ゆうぐれる
みい

からだが どうん、まばたきしたときの
あのせかいが まっぷたつ から、ゆうぐれて
頭から 地球の中心に ぐん、と押されると
わたし、いつも きまって あやまってしまう
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい の
反転、のあとは きまって あなたが、消えてしまう
わたしの 中から、それから
かみさま、あいたいの。
橙は、
どこまでもかしら とうめいだった
かみさま、体の中から
こころの、
底のほうから


わたし
いつもひきずっているものと言えば
たったひとつしかなくて
それが お風呂に入るにしても
ごはんを食べるにしても
なんにしろ しみるのです

ひきずっていると言っても
ズボンの裾をひきずる程度の
さしてなんでもないことですが
だいじで、こわれないように
こわさないようにするから
なんにしろ しみてしまうのです
だいじで


ごらん、ゆうぐれる


あなたのふとしたまんなか、官能の固体
割れた爪のあいだからもれたひどい口癖
あいしているが入る隙間もないとうめい
だきあって、ぎょうしゅく、して、し、
ぬ、しぬほど、しぬほ、ど、のいちたす
いち、は、やっぱり、に、であるという
こと、しょうめいして、
しまった


だけど

測られる、たった何グラムか、わたしたちのたましい
わたしのからだもちゃんと固体、なのかしら
わたしの固体、見えない半焼の
うぶごえ

裾を
ひきずる程度の



ごらん、ゆうぐれ
る、

かみさま







自由詩 ごらん、ゆうぐれる Copyright みい 2004-08-16 20:12:14
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