あいつ
つゆ

体がぞくっとして、自分のものじゃないような感覚になった。


どうやら私の体にあいつが侵入してきたらしい。



冗談じゃない!あっちへいけ!



抵抗も虚しく体をあいつに明け渡す。



体のがいたい。
言うことを聞かない。
震えが止まらない。
吐き気が襲ってくる。


気づけばあいつの思うままになってる。

悔しい悔しい。
いつぶりだろう?こんな感覚。


ぼんやりとした頭で天井を眺める。





風邪なんかひかないと誓った19の冬。



自由詩 あいつ Copyright つゆ 2009-02-01 18:22:22
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