雲形の魂
アハウ

都市の空 鈍く 射光を発し
緩慢な雲 白く カルマ吹く

夜景は開放を予感させて
私は空の人

今 自由の夜
音も無く
魂は暗闇に走り去る
思うさまに飛び散るから

夜の静寂が益々深まり
光が爆発している
魂が破裂する
静かな夜に

憧れた心に
見知らぬ異地を彷徨う
夢幻の昏 線画 透き通る
この眼球とインターフェイスの間

都市に浮かび
照らし出された
住人らのカルマは雲形

夜の都市に浮かぶ鈍い光の 雲

人人らの魂 雲に似ていて


自由詩 雲形の魂 Copyright アハウ 2009-01-14 11:16:23
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