夜
あおば
090107
くるりくるりと
繰り返される
怖いことを
だぼ鯊の眼で
見つめていると
潮が満ちてきて
平らになって
異国の地は
遠くなって
山からの風が
地を這うように
吹き抜けてゆく
殺されるのは
嫌だから
ヘドロの底で
夜を過ごす
自由詩
夜
Copyright
あおば
2009-01-07 19:55:05