明日の、だいじょうぶ。
スウ
音立てて吹く冷たい風が
鼻先と頬を赤くする帰り道
漆黒の夜空に瞬く星を見て
「美しい」と思えたならば
私はまだ大丈夫
やがて来る朝に
いつか訪れる未来に
願う事を諦めなければ
私はまだ大丈夫
挫折に泣き
悲嘆にくれ
不満を呟く…
ときに、負けて臆病になることだって
生きるためには必要なんだ
無色透明の人生なんてありえない
だから、雨上がりの夕空
曇の隙間に射す一点の光に
奇跡を信じる私たちは
これまでも
これからも、きっと大丈夫
自由詩
明日の、だいじょうぶ。
Copyright
スウ
2009-01-06 17:05:13