メシもうまく食えない
れつら

足に土がつかなくて困るな
酩酊すればふわふわ笑って
なんぼかの時間は踊るけど
靴を脱ぐほど馬鹿じゃない
馬鹿になってもいいわけを
しないでいいほど賢くない

蹉跌みたいにあたまには髪
そんな感じで知性が燃えて
ぱちぱちと音をたてている
引力のありかはわからない
ただ毛が突き抜けてくのが
怖くて頭を振ってはいるが

メシを食っても吐いて
上からも下からも垂れ流して
一本道ならよかったが
ここは地平だ
空に帰り地に帰り
体は離散する
あらがわず手足を伸ばすが
千切れもせず元気ってどうだ
日々死に続けながらまだ
生きてるってことはどうだ
こころの在り処を問うほど
何も知らないってのはどうだ
酔ってるだけと笑うが
君はどうだ




自由詩 メシもうまく食えない Copyright れつら 2009-01-05 10:20:22
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