メシもうまく食えない
れつら
足に土がつかなくて困るな
酩酊すればふわふわ笑って
なんぼかの時間は踊るけど
靴を脱ぐほど馬鹿じゃない
馬鹿になってもいいわけを
しないでいいほど賢くない
蹉跌みたいにあたまには髪
そんな感じで知性が燃えて
ぱちぱちと音をたてている
引力のありかはわからない
ただ毛が突き抜けてくのが
怖くて頭を振ってはいるが
メシを食っても吐いて
上からも下からも垂れ流して
一本道ならよかったが
ここは地平だ
空に帰り地に帰り
体は離散する
あらがわず手足を伸ばすが
千切れもせず元気ってどうだ
日々死に続けながらまだ
生きてるってことはどうだ
こころの在り処を問うほど
何も知らないってのはどうだ
酔ってるだけと笑うが
君はどうだ